ねこまるの人生振り返りブログ

恥の多い人生を送ってきました。人生を振り返りながら、前に進むために心を整理するブログ。

職場で無料カウンセラーを探し続けている人と出会った話①

こんにちは、ねこまるです。

 

私は結婚してから管理部門の派遣社員として色んな会社を渡り歩いてきたのですが、今日はその時に出会った心に疾患を持ったとある方についてのお話です。

※特定を防ぐため、一部事実とは変えて書いています。

 

私は当時とある事務所で働いており、そこでの勤務を始めて1年程経った時、営業部門の方に新しく派遣として入ってきたのがSさんでした。

 

Sさんは40代で独身、派遣歴も長く愛想が良く落ち着いていて、とても感じの良い女性だなと思ったのが第一印象でした。

 

元々会社に女性社員が少なかった事もあり、私とSさんは一緒にランチに出かけたり仕事についての愚痴を言い合ったりと仕事以外でも一緒に時間を過ごす事が多くなり、良い人が入ってきてくれて良かったな〜などと当時の私は呑気に考えていました。

 

しかしSさんが入社してから2ヶ月が経った頃、私の考えていた良い関係と、Sさんにとっての良い関係が違っていると気が付かされた出来事がありました。

 

とある日の仕事中、ポケットに入れたままだった私用のスマホにSさんから着信がありました。

それまでSさんから仕事中に電話など来たことが無かったので少し驚きながらも電話に出ると、

 

「実は今給湯室にいるのだけど、動けなくなってしまって、申し訳ないけれど今すぐ来てもらえませんか」

との事。

 

以前正社員で勤めていた職場で、社員が急な体調不良で人を呼ぶという場面を見かけた事があったため、私はSさんに何かあったのだと思い、足早に給湯室へと向かいました。

 

給湯室でSさんは、うずくまって泣いていました。しかし私を呼んだのは体調不良のためではなく、「以前プライベートで友人だと思っていた人から酷い言葉を投げかけられてしまい、その時の言葉を仕事中にふと思い出してしまって、辛くて何も手につかなくなったから」、との事でした。

 

その時私は突然の話に少し戸惑いを感じたのですが、以前Sさんから過去にうつ病にかかった事があり現在も通院しているという話を聞いており、泣きじゃくっているSさんを放っておけず、少し落ち着くまで、話を聞いたり励ましたりしていました。時間にして20分くらいだったと思います。

 

そしてその日の夜SさんからLINEでお礼と謝罪の言葉が届き、この出来事はこれで終わった…と思っていました。

 

しかしその日を境に、Sさんの私への接し方が変わったのです。

 

まず、平日休日問わず夜になるとSさんから30行くらいの長文のメッセージが届き、またそのメッセージに10分以内に既読が付かないとなぜ読んでくれないのか?と何度もしつこく電話をかけてくるようになったのです。

 

メッセージの内容も一方的に、プライベートで周囲の人から酷い仕打ちを受けたの!聞いて!!というものが主で、最初は真面目に返信をしていた私も、段々毎日届く長文の愚痴と電話に嫌気が差すようになってしまいました。

遠回しにこちらの気持ちを伝えても、メッセージも電話の数も減る事はありませんでした。

 

私はこの件から、Sさんとは少し距離を置いて過ごすことにしました。すると流石にSさんも私の気持ちを感じ取ったのか、毎日来ていた通知の山は次第に減っていき、それから暫くは平和な日々を送る事ができました。

 

しかし、それからまた数ヶ月後にSさんから今度は全く違った形で連絡をうける事になるのです…。

 

 

※長くなってしまったので、②に続きます!😅

 

ねこまる